なぜ私たちの店は駅から遠いのでしょうか?
パンステージ プロローグ/エピソードのコンセプトは、「わざわざ買いにいきたくなる店」です。
私はこれらの店を、駅から離れた、あえていえば「不便な場所」に開きました。
パンを買うためにわざわざお越しいただかなくてはなりません。
そのためには、お客さまによろこんでもらうための、あらゆる努力を行なう必要があります。
私は自分の店を、パン職人としての腕をお客さまに見ていただく「ステージ」にしたいと思ったのです。
目指すのは、「楽しい」が必ずある店。
パンステージ プロローグは250種類、パンステージ エピソードは200種類ものパンであふれています。
子供からお年寄りまで楽しめるパンの百貨店です。
だから、自分の好きなパンが見つかります。
選ぶことの楽しさを味わっていただけます。
新しいおいしさに出会えます。
イートインもできて、お腹がいっぱいになります。
ここにくれば、「楽しい」が必ずある。
そんな店であるよう努めています。
ほしいパンがあったら、お声をかけてください。
もしほしいパンが売り切れのときは、店員にお尋ねください。
可能な限り、ご要望のパンをお作りいたします。
食パン1枚からでもお売りいたしますし、メニューにないパンは特注にもお応えいたします。
決まった工程を変えてでも、お客さまのほしいものを提供したい。
店の都合ではなく、お客さまの都合にあわせて仕事をする。
そのごくごく当たり前のことを当たり前にできるようになりたいと、私たちは努めています。
「朝食に焼きたてのパンを食べたい」というお客さまのために、朝6時から店を開けているのも、そのひとつです。
すべてのパンに気持ちをこめています。
そして、もっとも当たり前のこととは、「気持ちをこめてちゃんと作る」ということ。
私たちは1日1万個ものパンをすべて手作りします。
ひとりの職人にとっては1度に100個焼いたパンであっても、お客さまにとっては特別な「たった1個」。
その大切な1個を、ていねいに、気持ちをこめて作ることがいちばん大事だと、私は考えます。